誰でも一つの真理を 持っている
誰もが真理の鼓動を 響かせている
存在の内に広がる空間に
送り込まれる血液の単調な調べに
想いの旋律を震わせ
泉が湧きあがる
「物にも魂がある」と
百年の孤独が叫ぶ
存在の外へと発せられる声に反応し
命は手を振り続ける
意味と利とを混同した無意味さに
戸惑いながら
手を振り続ける
春と夏との境界線上に
キワタノキの花が落下し
やがて 琉球に雪を降らす
精一杯の存在は
すべて 誇らしげで
渾身の生は
ただひたすら 眩しい