夜明け前こそすべて 白い吐息に視線を凍らせ 空間の巣窟より駆け出す ひとかけらの人間ひとり
歩き続ける群集を 生温い雨が打ち続け 言葉は路傍に流される
思想を外套に 言葉は短刀に 行方知らずの旧友を探し 当てもなく彷徨い続ける
孤独の夜に不安を憶え 群集は月に向かって流れる 十五通りの日々を ただ繰り返すのだ
氷点下の思潮へ ようこそ 外套と短刀のご用意を